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部会紹介

 ここでは、部会がどのような分野を担当し、どのような事柄を調査対象としているかを紹介します。

原始部会

 原始部会では、田畑から採集された遺物(土器・石器)や、発掘調査で発見された遺構(建物跡ほか)・遺物など、おもに考古資料を対象として調査を行っています。
  平成25年刊行の「考古T」では旧石器・縄文時代の遺跡、平成27年刊行の「考古U」では弥生・古墳時代の遺跡、平成29年刊行の「考古V」では古代から江戸時代を対象とし、集落・古代寺院・山城・古窯のほか石造物の調査報告などを掲載しました。

古代・中世部会

 古代・中世部会は、飛鳥に都が置かれた頃から慶長5年(1600)の関ヶ原の戦いまでを対象としています。この時代について記された、加茂郡を中心とする三河関連諸地域に関する文献資料や、木簡(もっかん)・棟札(むなふだ)・金石文(きんせきぶん)などの資料も幅広く収集・調査し、豊田の古代・中世の歴史をとらえていきます。
  旧来の資料編は資料の原文のみが掲載され、通史編も難しい内容になっていました。そのため、できるだけ理解しやすい内容になるよう工夫し、平成29年に「古代・中世」を刊行しました。

近世部会

 近世部会は、江戸幕府成立から明治維新までの江戸時代を調べる部会です。
 江戸時代、市内には、現在の町(旧大字)のもととなった村が、約400か村ありました。これらの村に大切に保管され伝えられた区有資料を中心に、村の庄屋を務めた家の資料や、庄屋とともに村を支える役割を果たした寺社の資料など、市内に残る資料の整理・調査を行い、江御時代の人々の生活や村をとおして見える地域の特徴を探り、豊田市域の共通性を見出します。また、調査を通じて発見した事柄を地域に伝えるとともに、資料保存についても考えていきます。
 平成26年刊行の「近世T」では藤岡・小原・旭・稲武地区、平成28年刊行の「近世U」では挙母・高橋・上郷・高岡・猿投地区、平成30年刊行予定の「近世V」では松平・足助・下山地区を対象にしています。

近代部会

 近代部会は明治4年(1871)の廃藩置県から昭和26年(1951)の挙母市成立までを対象に、調査・研究しています。豊田市域に大切に保管されている区有資料、旧町村役場の資料、学校に保管されている資料、当時の新聞などを整理・調査して、政治・行政、産業・経済、教育、交通・インフラなどさまざまな角度から、当時の社会の様子、人々の生活を明らかにしていきたいと考えています。
  平成28年には、明治4年の廃藩置県から明治38年(1905)の日露戦争終結までを対象にした「近代T」を刊行しました。平成30年には明治39年の町村合併から昭和26年の挙母市成立までを対象とした「近代U」を刊行する予定です。

現代部会

 現代部会は、戦後から現在までの出来事について、豊田市域の行財政、福祉、都市計画、農業、工業、山村、教育などテーマごとに現在の状況とそこに至るまでの経過を調査しています。資料編では、写真やグラフ、統計資料などを盛り込み、気軽に過去の暮らしを振り返っていただけるように読みやすいものを目指し、平成27年には「現代T」を刊行しました。

民俗部会

 民俗部会は、おもに豊田市域にお住まいの方から日々の生活を聞き書き調査で記録していきました。
高度経済成長前後の豊田市域の人々の暮らしぶりやその後の暮らしの変化、棒の手や綾渡の夜念仏などの民俗芸能や祭礼・交流と交易・ムラや挙母のマチの組織・衣食住・生業・年中行事・トヨタ自動車や加茂蚕糸などを調査しました。
平成25年には松平・藤岡・小原・足助・下山・旭・稲武地区を対象とした「民俗T 山地のくらし」、平成27年には挙母・高橋・上郷・高岡・猿投地区を対象とした「民俗U 平地のくらし」、平成29年には民俗の変化や交流と交易、民俗芸能や祭礼を取り上げた「民俗V 民俗の諸相」を刊行しました。

美術・工芸部会

 美術・工芸部会は、彫刻・絵画・工芸・典籍(てんせき)の4分野を中心に調査・研究を行いました。特に彫刻・絵画の分野では、市内約800か所を超える寺院・堂に残されている仏像・仏画について調査し、特筆すべきものには写真撮影・細部観察を実施し、平成26年「美術・工芸」を刊行しました。
  平成28年には、猿投神社所蔵の典籍と豊田市内の寺社に保管されている典籍について記述した「猿投神社の典籍」を刊行しました。

建築部会

 建築部会は、豊田市内に残る歴史的建造物を対象に調査を行いました。国指定文化財である足助八幡宮本殿をはじめとした寺院・神社のほかに民家や町並み、近代建築や橋梁、発電所などの近代化遺産、市域に残る山車(だし)などを調査し、平成28年に「建築」を刊行しました。

自然部会

 自然部会は、「気候・気象」、「地形・地質」・「水文」「生物」「災害」の5分野で構成されています。さらに生物分野については、植物・昆虫類・淡水魚類・鳥類・菌類・ほ乳類・は虫類・両生類・軟体動物・クモ類の10分野に細分化されています。
  自然部会の活動は、それぞれの分野で四季折々の現況調査を重ね、自然環境の現状をできる限り正確に把握し、市民の皆様に自然について興味を持っていただけるよう努力していきます。災害分野は東南海地震・三河地震の聞き書き調査を実施しています。
  平成30年には、「自然」を刊行する予定となっています。

総集編部会

総集編部会では、『新修豊田市史』25巻にわたり、豊田市に関する重要事項などを掲載する事典形式の本を刊行する予定です。


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