弁財天の図(べんざいてんのず)

指定区分・指定年月日 市指定 1972年2月24日
所在地・所有者 高月院
概 要 縦94.5p 横40.0p
時代・時期 室町時代初期

弁才天の像容は、金光明最勝王経に説かれた8臂(手)のものと大日経疏に説かれた琵琶を持つ2臂のものとがある。河の氾濫を防ぐ大いなる力と、美しい流れの音を聞かせる静かな恵を象徴する天と考えられたことからであろう。日本では鎌倉時代以降になると弁財天ともいわれるようになり、財宝をもたらす福神とされ、七福神の一つに取り込まれた。本図の弁財天は、8臂(手)の優麗な美人をかたどった姿となっている。真向きの顔面は清く穏やかで、精緻な文様は大和絵の技法が巧みに活かされている優品であり、前面に宝珠を持つ多くの童子を配置することにより画面の深さを見せている。寺伝によれば、松平宗家5代長親の寄進といわれ、作者は明らかではないが、文様に残る截金、岩絵具の沈みなどから室町初期の作と考えられている。



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